理念

この研究所は何をしているのか

社会や組織は、目に見えない構造の上に成り立っています。図に描けるものではなく、そのままでは扱うことも、共有することもできません。

その概念構造を、道具のように扱えるようにすること。それがメタウェアであり、この研究所の名前の由来です(ware)。

扱う構造は、一つではありません。

人には、認識の前提が異なる構造があります。同じものを見ていても、何が問題で、何が当然かが根本から異なります。これは知識や経験の差ではなく、構造的なものです。

社会には、決める人と使う人のあいだで媒介を担ってきた層があり、それが薄くなっていくという構造があります。

組織には、人の集合ではなく、能力の集合として捉える構造があります。

現在の社会制度——組織、システム、法律、教育——は、これらの構造を前提としていません。機械が人の能力を担えるようになると、組織は人を前提とした設計ではなくなります。限界費用が0に向かう時代に、社会制度の再設計は急務です。

なぜこの場が必要なのか

構造を見る力を持つ人は、社会の中で疎外感や孤独を感じていることが少なくありません。見えているものを共有できず、その力が活かされていません。

しかし、その力はこれからの時代に絶対に必要になります。彼らに活躍してもらいたい。この研究所は、そのための最初の場です。

誰と取り組むのか

社会制度の再設計は、一人でできる研究ではありません。さまざまな分野の専門家が、メタウェアを使ってそれぞれの分野を見直し、実装していく必要があります。

主宰者の専門は経営とシステムです。組織、法律、教育をはじめ、足りない領域を補い合うために、この場があります。

活動方針

この研究所が扱う問いは、すべての人に届くものではありません。届く人にだけ届けばよいと考えています。